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欧米の身障者先進国では、“日常的に車椅子を使用している人は、
「スタンディング」を日常生活の一部として、または、
リハビリの一環として取り入れて、
”立ち上がるべきだ”と考えられています。
立ち上がることで、座った状態ではできなかった
さまざまな動作や作業が可能になるばかりでなく、
さまざまな医学的効果も実証されています。
スタンディングは健康の維持にも最適なのです。

●医学的恩恵
循環器系:
スタンディングは、血液循環を増進し、持久力をつけることに役立ちます。
普段車椅子に座っている方が立ち上がることで、血液の循環が良くなり、
足の冷たさや足のむくみが改善された例も多く報告されています。
排 尿:
車椅子の座位によって膀胱に残尿が溜まることがあります。
スタンディング姿勢によって膀胱の向きが変わり、膀胱を空にするために
最適な姿勢が提供されます。定期的なスタンディングによって残尿量が減り、
排尿に関する感染症の予防にも役立ちます。その結果、腎臓と膀胱の機能を
助けることにもなります。
排 便:
車椅子の座位によって胃や腸が押しつぶされていることがあります。
スタンディング姿勢によって体が起こされ、胃や腸の周りに充分な
スペースが確保されることで、制限されていた胃腸の動きが改善されます。
その結果、便通が改善され、規則正しいものになります。
骨:
定期的なスタンディングによって、足の骨に圧をかけることができ、
車椅子使用者の多くに生じる骨粗鬆症を予防することができます。
ある程度までは治療としても有効です。スタンディングにエクササイズを
組み込んだグライダーを使用するとさらに効果があります。
筋 肉 :
スタンディングには、筋肉の萎縮を予防して縮小を少なくするとともに、
筋肉の痙性や痙攣(スパズム)を軽減する効果があります。
関 節:
定期的なスタンディングによって股・膝・足の関節の可動性を維持します。
(ROMの向上)足に体重をかけることでアキレス腱を伸ばすことができますが、
スタンディングにエクササイズを組み込んだグライダーを使用すると、
車椅子ではできないストレッチ運動を行なうこともできます。
褥 瘡:
スタンディングによる立位によって、坐骨や尾骨にかかる
圧を除去することができ、褥瘡の予防になります。
日常的にスタンディングを行うことで、長時間の除圧を行なうことができます。
スタンディング車椅子を使用すれば頻繁に除圧を行うことができます。

●作業的恩恵
立てないことでできなかった屋内外での様々な作業が可能になります。
日常のアクティビティはもとより、仕事や就業にも役立ちます。
美容師、調理師、外科医、歯科医、研究者、工場のライン作業者、
家庭の主婦など様々な職業の方が、スタンディングを活用して
職場に復帰して活躍されています。
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●経済的恩恵
スタンディングによって職場復帰できれば、
年金受給者から納税者になることができます。
人に頼まないとできなかったことを自分でできるようになれば、
介助者やヘルパーにかかっていた費用を削減できます。
車椅子で使えるように家の中の様々な場所をリフォームするよりも、
スタンディング車椅子で既存の設備を使えるようにした方が圧倒的に経済的です。
スタンディングは経済的にも様々な効果を生み出します。

●精神的恩恵
立つことのできなかった方が立ち上がることで、
座っていては感じることのできなかった気持ちを味わうことができます。
スタンディングは、精神的にも良い効果を提供します。

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